2021年3月
(…少し長いです)
アンナがお空に旅立ってから、10日が経ちました。
みなさんからいただいた温かいお気持ちのおかげで、
アンナは今、家のお花畑にいます(^^)
アンナらしい可愛い色のお花に囲まれ、私達の心も癒されています。
本当にありがとうございます。
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我が家の中心だったアンナの存在は大きく、
”私達夫婦+私の母”という、超大人だけの家はとても静かになりました。
話かけても返事がないのは本当に寂しいです。
アンナは今頃、どうしてるかな…
なんて考えることもありますが、
わがままを言わず、空気を読んで誰とでも合わせられるアンナなので、
お空でも先輩達と上手くやってるんじゃないかな、と思います。
逆に、泣いている私達のことを見て「大丈夫なの?」と心配しているかも…
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10日が経ち、気持ちも少し落ち着いたので、
当日の話をしようと思います。
アンナがお空に旅立ったのは、3月2日の夜7時半頃でした。
1日の深夜から、呼吸が今まで以上に荒く苦しそうだったので、
朝イチで病院へ向かい、酸素室に入りました。
酸素室に入ったアンナは少しホッとした表情に見え、
私もあの苦しそうな姿を朝まで見ていたので、病院に着いたことで少し安心していました。
病院にいる時はよく眠れたようで、
起きている時はアンナをいつも可愛がってくれている看護師さんやトリマーさんが声を掛けに行ってくれたり、
容態は落ち着いていたそうです。
そして、翌日も朝から入院する事にし、
家で使う酸素室のレンタルが届くまで、とりあえず病院の酸素ボンベを借りる事にして、
夜7時頃、帰宅の準備を始めました。
パパは仕事が遅いので、いつもは私1人で迎えに行く事が多いのですが、
この日は仕事を早く切り上げ、初めてパパ2人が揃って迎えに来てくれました。
朝は何とか抱っこして連れて行ったアンナでしたが、
夜、迎えに来たパパ2人の姿が見えると、
酸素室からシッポを振って小走りで駆け寄ってきました。
まずはパパ2号にスリスリ、そしてパパ1号にスリスリ。
そんな姿を見て、笑顔になる私。
まさか、この後、すぐお別れすることになるなんて…。
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いつも通り、車のトランクに置いてあるサークルに入り、
病院から約5分、家の駐車場に到着しサークルを開けると、アンナがぐったりしていて…。
慌てて病院に電話をし、そのまま病院にとんぼ返りしました。
到着すると先生がすぐにアンナを診察室に運び、
気管挿管をして心臓マッサージを続けてくれましたが、
残念ながらアンナが目を覚ますことはありませんでした…。
少し前に笑顔で尻尾を振って歩いていたアンナを見ていたので、
目の前の事が現実だとなかなか信じられませんでした。
その日の夜は、リビングでパパと私とアンナ、三人で一緒に寝ました。
旅行に行ってもサークルじゃないと落ち着いて寝られないアンナと川の字で寝たのは、この日が初めてでした。
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翌日、アンナが大好きだったお友達、ママさんパパさん達がたくさん会いに来てくれて、
泣いたり笑ったり、アンナとの思い出話をして過ごし、
みなさんが居てくれたおかげで折れそうな心も何とか保つことができました。
そして、3月4日、稲毛区にあるペットセレモニー プレアにて、
毎月アンナをマッサージしてくれていた美樹さんと一緒に、
無事にアンナをお空へ送り出しました。
まだまだ一緒に過ごせると思ってたし、
本当に悔しいし寂しい気持ちでいっぱいでしたが、
アンナが頑張っている姿を見ていたので、
「がんばったね、えらかったね。」
と、たくさん褒めて見送りました。
とっても我慢強いアンナだからこそ、きっとここまで頑張れたんだと思います。
根性が無い私だったら、とっくに諦めてたかも…。
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アンナが病気になってから、いろいろ考えると怖かったし泣きたくもなりましたが、
「泣くのは今じゃなくても出来る」
と自分に言い聞かせて、前向きな気持ちで頑張って来ました。
もっともっと一緒に闘うつもりだったのにな…
でもアンナは頑張ったんだから、私が後悔するようなことを言ったらダメだよね。
そんなことの繰り返しで、もう、頭がぐちゃぐちゃです。
それでも時間はいつも通りに進むし、
何よりアンナには強いママだと思ってもらいたかったので、
アンナに心配かけないように頑張らないと!と思いながら過ごしています。
(逆に、パパの方がすぐ泣いちゃって心配です(^^;)
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今まで、アンナを見守っていただき、
また仲良くしていただき、本当にありがとうございました。
アンナが繋いでくれた素晴らしいご縁を大切にしたいので、
これからもアンナ家をどうぞよろしくお願いします。
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(特殊染色・免疫染色の結果が届き「T細胞性び漫性リンパ腫(中から大細胞型)」とのことでした)
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お花が28個も(^^)
写真に納まりきらないほどのたくさんのお花のおかげで、
アンナがお花畑にいるみたいです。
ビタミンカラーが多かったのがアンナらしい♪

耳とシッポが付いた骨つぼカバーにしました。
「おはよう」「おやすみ」「行ってくるね」「ただいま」は、
耳あたりをポンポンと触るのが夫婦共通(^^)

私にいっぱいHAPPYをくれたアンナ。
どんな事も一緒に頑張ったアンナ。
うちに来てくれてありがとう。
またね…。
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亡くなる前夜の様子。動画はこちら
体全体で呼吸をしていて、貧血もあったので、あまり動けず。

病院の酸素室に入り、何となくホッとした様子。

お友達が作ってくれた、お空へお出掛け用のバッグ。
大好きなパンとお肉を入れました。
でも優しいアンナだから、
お友達に「ちょうだい」って言われたら、あげちゃうんだろうな(笑)

病院から借りた酸素ボンベは使用すること無く…

ここ数ヶ月、なぜかアンナと2ショットを撮りたくて仕方なかった私。
撮っておいて良かった?
いや、撮ったのがいけなかった?
…でも、どのアンナも笑顔で嬉しい。